2001年12月フォトレポート  「グループホーム特集」  
   介護保険制度が導入され、久しく感じますが、地元広島県での、現状はどうなっているのかと、今年夏ぐらいから、自分の足で、グループホームを訪問させていただきました。実際に目で見、関係者の方々のお話を伺い、現状を肌で感じると、また、違った意味での問題点や、改善点が見えてきます。
一部ではありますが、訪問記を紹介させていただきます。
下記のタイトルをクリックすると、それぞれのページへ進みます。

1. あんしんプラザ(広島市西区庚午中)
2. グループホーム舟入(広島市中区舟入川口町)
3. グループホームくにくさの家(安芸区阿戸町)

 こうじコメント 

 痴呆症のお年よりは、2000年現在156万人(厚生省の推計)とされています。人口割で考えると、広島県には、約3万人の痴呆症の老人がいるものと推計されます。そして県内の「痴呆性老人向けグループホーム」の数は、24ヶ所(2001.7.1現在)ありますが、約3万人の痴呆性老人のうち、利用できる人は、その内、約0.5%の156人しか利用できないというのが、現状です。

 広島県の「広島高齢者プラン2000」によると、目標年次である2004年には、78ヶ所、540人のサービスを確保するとしています。現状の3倍を3年後に実現しなければならないのです。しかし2004年には、広島県では4万人に達すると思われる、痴呆性老人に対して、決して十分な数とはいえません。せめて、小学校区に一つのグループホームを(627ヶ所)、という政策提言をおこなっていきたいと思っています。

 料金についても、介護保険では、老人ホームや、老人保健施設は1割負担で、6〜7万円ですが、グループホームの自己負担は10〜16万円が相場です。これは、グループホームは、在宅サービスだから、家賃と食費は全額負担となることが原因です。こういった介護保険の不公平さの問題点を解決していかなければならないと思っています。

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