こうじマガジンNO.85(2004.1.8)  

「元宇品」

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年最初のメルマガは元宇品について
ご報告したいと思います。
すでにスケジュール欄をご覧の方は
お気づきだと思いますが、
私は定期的に身体を動かそうと
自主トレと称してジョギングをしています。

防衛大学時代は、「ここは体育学校か」
と思うぐらい訓練や体育会系のクラブ
(強制的に入会、私は銃剣道部)で鍛えられ、
「これからは頭で勝負したいなのに」、
と反発していた私ですが、35歳ぐらいから
自主的にジョギングをするようになりました。

昨年末から週2日程度自宅から元宇品を
40分ぐらい走るようにしています。
元宇品は人口約1500人(世帯数700)の陸続きの島です。
明治以降埋め立てられた宇品とは異なり、
島独特の歴史・文化が残っていると感じます。

平成5年に広島プリンスホテルができ、
その周辺が整備され、その後マンションも立ち並びました。
選挙的には似島同様(こうじマガジンNo.20参照)
重要視してきました。残念ながら保守的な地域で、
まだまだ受け入れてもらえませんが、
何度も足を運んでいます。

平成12年からは出島地区廃棄物処分場設置問題で、
住民の方々と市民運動を展開してきたという経緯もあります。
この問題も昨年秋から新たな問題が出てきています。

処分場の基本計画では、「廃棄物の搬入
(毎日100台近くの大型ダンプが入る事になる)は、
宇品の住宅密集地を通らずに、
五日市の現処分場付近に廃棄物を集積し、
新設する積出港(五日市)から海上運搬により
出島地区廃棄物処分場に投入する」となっていました。

しかし昨年秋頃から、肝心の五日市の住民が
集積・積出に反対という運動を始めました。
県も財政難の折り、費用のかさむ海上運搬方式より
直接投入のほうが良い、と考えているのも事実です。

ただ当初計画が海上運搬方式で話が進んでいるのに、
ここにきて直接投入に転換ということはありえませんし、
「五日市の住民が反対したから」、という理由で
宇品に持っていくというのでは
行政への信頼は大きく揺らぎます。

当局の本会議・委員会等での公式の答弁では、
「処分場への直接投入は考えていない」というものですが、
今後の推移をよく見ておく必要があります。

環境問題に関連して
もう1つ気づいたことがあります。

早朝にジョギングしていますと
バイクに乗っている町内会長とよく出会います。
ある会でお会いした際に、
「早朝に何をされているのですか」とお聞きしたところ、
不法投棄の監視だと言われました。
島内の山道は夜間進入禁止です。
朝5時以降の早い時間を狙って
不法投棄をする人間がいるので、
見回っているとのことでした。
島の自然を守るためのこうした努力には
頭の下がる思いでした。

最後に異常潮位の問題があります。
島の南側の遊歩道もジョギングのコースなのですが、
満潮時には道路が冠水して走れない状態になりますし、
出島地区護岸工事の影響か、
潮が変わってうちあげる砂の量が多く、
歩道を埋めてしまっている箇所があります。

こうした自然の変化には
敏感にならなければと考えさせられます。
元宇品の山は原生林であり、
海岸線は広島では貴重な自然海浜です。
山と海が同時に満喫できる貴重な場所であり、
どう守り・充実させていくか、
南区の最重要の課題だと年頭にあたり感じました。

<主な行事>
12月26日(金) 企業挨拶まわり、葬儀参列、事務所スタッフ忘年会
12月27日(土) 尾道市・因島市挨拶まわり、幟町小同窓会
12月28日(日) 元宇品で自主トレ
12月29日(月) 事務所で書類整理、高校同級生と忘年会
12月30日(火) 自宅掃除
12月31日(水) 元宇品で自主トレ、自宅掃除
1月1日(木) 朝起き会、神田神社新年互礼会、挨拶まわり
1月2日(金) 年賀状整理、護国神社へ初詣で
1月3日(土) 元宇品で自主トレ、年賀状整理
1月4日(日) 元宇品で自主トレ、年賀状整理
1月5日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説、広島市出初式、書類整理
1月6日(火) 企業挨拶まわり
1月7日(水) 企業挨拶まわり
1月8日(木) 平成16年度予算ヒアリング

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