こうじマガジンNO92.(2004.3.9)  

「ひきこもり」

先日3月1日に、
ひきこもり問題に熱心に取り組んでいる
KHJ広島(もみじの会)の方々と
お会いいたしました。

また、先月には自閉症のお子さんの
ご相談を受けましたが、
この日曜日にRCCで放映された
報道特集を見て、新生児のうち
1000人に1人の確率で自閉症が発生すること、
自閉症の原因は体内の水銀ではないか、
とする説があること等大変参考になりました。

自閉症とひきこもりとは異なります。
ひきこもりは、
直接的には精神障害とは規定されず、
学校時代の不登校やいじめなどからの人間不信、
元来対人関係が苦手な人が、
何らかのきっかけでひきこもってしまうなど
さまざまなタイプがあります。

不登校については、
広島県の児童生徒の不登校となった割合は
過去最悪と報告されています。

県内の小学校の不登校児童数821人は
全児童数の0.49%で、全国五位、
中学校の不登校生徒数2982人は
全生徒数の3.35%で、全国二位でした。

全国的に減少傾向にある中で、
不登校の割合が増加した数少ない県の一つです。
特に中学校での不登校生徒の割合が1998年から
急増しており、今なおふえ続けています。

ひきこもり自体は平成13年度から
3年間で国のモデル事業として、
「広島県思春期精神保健(ひきこもり)対策」
事業を行っています。

課題としては、
関係機関(学校・市町村・保健所・療育機関・
警察等)による効果的な連携方法の構築、
不登校への早期対応、家族支援、
早期発見・早期療育、母子保健等が
上げられています。

KHJ広島(もみじの会)の方々の要望は、
「ひきこもりの原因を追究することは
喫緊の課題ではなく、
なぜこのような事態がおこっているのか、
どうすれば平穏な日々が送れるようになるのか、
家族や当事者の支援こそが行政の喫緊の課題だ」
というものです。

他県でも専門窓口の設置や、
民間による居場所づくりへの支援等
先進的な事例もあります。

実際ひきこもり当事者の親も
定年間近か定年過ぎの高齢の方々も多く、
早急な支援が必要だと感じました。

ひきこもりは全国で
100万人いるともいわれています
(人口割りすると県内には2万人強)。

広島県ではこの数字すら把握が困難としています。
実態調査も困難とすれば対策も
なおざりになってしまいます。

KHJ(もみじの会)等との
民間事業者と行政の連携も必要です。
今後この問題にも積極的に関わって参ります。

<主な行事>
2月28日(土) 保護司業務、宇品体協ソフトバレー
2月29日(日) 子育てフェア
3月1日(月)  旭町・出汐交差点街頭演説、代表質問 岡崎 哲夫(府中市)、
          山木 靖雄(広島市西区)、ひきこもり勉強会
3月2日(火)  朝起き会、代表質問 大曽根 哲夫(広島市安芸区)、田辺 直史
          (福山市)、会派懇親会
3月3日(水)  ルイス・マンフォード勉強会、一般質問 大井 哲郎(大竹市)、
          杉西 加代子(呉市)、蒲原 敏博(広島市東区)
3月4日(木)  狩猟についての勉強会、一般質問 芝 清(東広島市)、
          土地開発公社勉強会、一般質問 藤井 正巳(神石郡)、平 浩介 
                (福山市)
3月5日(金)  一般質問 佐々木 弘司(広島市安佐南区)、松井 直資
          (廿日市市)、宮本 新八(山県郡)
3月6日(土)  事務所で書類整理
3月7日(日)  子ども会スポーツ大会
3月8日(月)  皆実町六丁目街頭演説、ルイス・マンフォード勉強会、一般質問 
          天満 祥典(三原市)、NPO勉強会、一般質問 窪田 泰三
          (広島市南区)、沖井 修(佐伯郡)
3月9日(火)  メルマガ原稿作成

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