こうじマガジンNO.97(2004.7.13)  

「広島県議会6月定例会」

1ヶ月近くメルマガの発行が滞ってしまいました。
6月11日(金)から6月22日(火)まで
6月定例県議会で、
24日(木)が参議院選挙の公示、
7月11日(日)投票日と、
政治日程が続きましたので、
まだ十分な整理がついていません。

県議会のほうは、
閉会日には副議長不信任決議、
常任委員会の構成をめぐって賛否が分かれ、
審議は深夜に及びました。

結局不信任決議は可決、
常任委員会の構成については否決
という結果でした。

ただ副議長不信任につきましては、
可決されても法的拘束力はない
(辞める必要はない)ため、今も留任しています。

常任委員会の構成については
7月下旬に臨時議会が開会され、
そこで決める予定になっています。

まさに異常な事態が続いています。
客観的に見れば、議長の調整能力が問われる、
ということになりますが、
問題はそう単純ではありません。

知事の政治姿勢に対する考え方、
国政の影響、政策上の対立、
個人的な恩讐等、多くの要素が
絡み合った連立方程式のようなもので、
簡単には解けません。

ただ結果と目の前の現実は、
不信任決議にもかかわらず辞めない副議長と、
議会の構成も決められない議長の存在です。
県民から見ると不可解な状態だといえます。

もっとも地方議会の議長の権限は
非常に限定されておりますから、
このことが直接県政に影響する
わけではありません。

ただ、正常化への努力は急を要します。
議論をするスタートラインに立てないわけですから、
混乱が長引くことは避けなければなりません。
何としても臨時議会での解決を図らなければ、
と考えています。

私は現在県議会に求められている機能は、
まず情報発信、これは個々の議員の
日常活動や議会の情報公開、
魅力ある議論の展開等考えられます。

第二に、政策立案能力です。
知事が示す予算案、議案に賛否を示すだけでなく、
議会発の条例の制定・改正・廃止の能力も
高めていかなければなりません。

第三に、調査能力の強化です。
県政に関する監視という限りは
十分な調査能力がなければ意味がありません。

これらの議会能力を高めるための
議会のあり方を考え、
成果を出していくことが必要です。
そういった観点から
今後も判断していきたいと思います。

<主な行事>
6月2日(水) 風楽の会
6月4日(木) 商工関係、小児慢性特定疾患勉強会
6月5日(金) 保護司業務、宇品葵の花祭り、小児慢性特定疾患勉強会、
         宇品体協ソフトバレー
6月6日(土) 宇品東敬老会
6月8日(火) 中小企業活性化勉強会(南区民文化センター)
6月9日(水) 葬儀参列(大竹市)
6月10日(木) 生活福祉保健委員会
6月11日(金) 6月定例会開会日
6月12日(土) 老人呆けの人を支える家族の会総会(県民文化センター)
6月14日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説、全員委員会
6月15日(火) 県議会二期会
6月16日(水) 一般質問
6月17日(木) 一般質問
6月18日(金) 生活福祉保健委員会
6月20日(日) 結婚式参加
6月21日(月) 小児慢性特定疾患勉強会、保護司会
6月22日(火) 閉会日
6月23日(水) 青少年健全育成大会(エソール広島)
6月24日(木) 参議院議員選挙公示日
6月26日(土) 保護司業務、広島プリンスホテル総支配人送別会
6月27日(日) 宇品親和会総会
6月28日(月) 商工関係勉強会、宇品イベント打ち合わせ
7月1日(木) 宇品海岸1丁目町内会打ち合わせ
7月3日(土) 宇品体協ソフトバレー
7月5日(月) 引きこもり問題勉強会
7月7日(水) 松下政経塾先輩来広
7月8日(木) 県立広島病院へ
7月11日(日) 参議院選挙投票日、大和町へ
7月12日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説、商工関係勉強会

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