こうじマガジンNO.103(2004.12.13)  

「広島西飛行場@」

先日11月10日(水)午後、
広島地方行政研究所の山口先生、松井先生と
広島西飛行場に現地調査に行きました。
この飛行場のあり方について今後の方針が
広島市から明らかにされたからです。

広島市は9月に、
「広島西飛行場の機能のあり方について」
と題してその考え方を発表しました。

その中で、「広島西飛行場の運営については、
来年2月に予定されている新潟線の休止など
厳しい状況にあるが、本市の発展のためには、
50人乗り程度のコミューター機だけでなく、
150人乗り程度の小型ジェット機による
東京便就航が必要であると考えている」として、
あくまでも現飛行場の機能維持・強化を
図ろうという姿勢です。

こうした広島市の飛行場に対する姿勢には
様々な批判があります。

第一は現地住民等からのもので、
広島空港移転時に現飛行場は廃港とするという
当時の約束を守れ、というものです。

第二に、たとえ150人乗りの小型ジェット機による
東京便が復活しても、
一日5便飛ばしても750人しか利用できず
(東京便利用者は一日約7000人)、
一部の人間の利便性が良くなるだけで
無駄遣いではないかというものです。

第三に、空港機能は現広島空港(本郷町)に集約すべきで、
1県2空港は広島県には必要ないし、
飛行場を維持するだけの財源があるなら
現空港の機能強化にこそ使うべきである、
というものです。
それぞれ説得力のある批判です。

広島空港の利用者は年間330万人(海外が30万人)、
うち東京便が240万人(1日16便)です。

一方西飛行場は利用客10万人
(路線休止で減少傾向にある)で、搭乗率は49%、
鹿児島線は広島空港と競合しています。

さらに広島市の西飛行場への負担金は年間3億円
(平成15年度までは、15億円を国から購入した
敷地の3分の1にあたる部分の土地代がかかり
18億円でした)、
県の負担金も同じく3億円です
(国から購入した土地代は市と折半であるので
市と同じく平成15年度までは18億円でした)。

県・市合わせて6億円で、
利用者一人当たり約6000円の負担を
税金からしていることになります。

一方広島空港は
ターミナル拡張工事・着陸機能強化のための
負担金2000万円程度で、国直轄の運営となっています。

こういった現状を考えると、
広島西飛行場の存在意義が問われてしかるべきだと思います。

<主な行事>
11月11日(木) 駐車違反対策勉強会(県警)
11月12日(金) 葬儀参列、学校給食・広島西飛行場勉強会
11月14日(日) 安芸高田市議会議員選挙応援
11月15日(月) 斉藤鉄夫衆議院議員パーティ、JU広島理事長(中古車販売組合)の
          中小企業庁長官賞授賞祝賀会
11月16日(火) 宇品ジャスコ前街頭演説
11月18日(木) 後援会長と打ち合わせ
11月19日(金) 警察商工労働委員会
11月20日(土) WAC(Wonderful Aging Club、福祉関連のNPO)全国大会に出席
11月21日(日) 南区PTA親善ソフトバレー大会、産廃処分場勉強会(元宇品)
11月22日(月) 皆実町6丁目街頭演説、松下電器訪問
11月24日(水) 警察商工労働委員会県内視察
11月25日(木) 警察商工労働委員会県内視察
11月26日(金) 知事訪問(防災関係)、保護司送別会
11月27日(土) 保護司業務
11月29日(月) 県医師会館で「限定的北東アジア非核地帯構想」勉強会(講師は
          防大時代恩師の中村 好寿先生)
11月30日(火) 重要文化財・天然記念物の維持管理について勉強会
12月2日(木) 警察商工労働委員会
12月3日(金) 12月定例県議会開会日
12月4日(土) 韓国物産館オープニング(旧宇品旅客ターミナル)
12月5日(日) 身体障害者文化祭(東区)
12月6日(月) 段原街頭演説、全員委員会
12月7日(火) 一般質問 杉原 秀明(三次市)、武田 正晴(広島市佐伯区)、高橋
         雅洋(安芸郡)
12月8日(水) 一般質問 浅野 洋二(福山市)、安井 裕典(佐伯郡)、中津信義
         (福山市)
12月9日(木) 一般質問 辻 恒雄(福山市)、木山 耕三(比婆郡)、松浦 幸男
         (因島市)
12月10日(金) 警察商工労働委員会
12月11日(土) 宇品地区老人クラブ(親和会)忘年会
12月13日(日) 宇品ジャスコ前街頭演説、拠点機能強化対策特別委員会

こうじマガジン目次へ