こうじマガジンNO.124(2006.08.30)  
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こうじマガジン NO.124


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「2006年8月11日から2006年8月24日までのダイアリー」


●2006年08月11日
「来年4月の統一地方選挙に向けて」

午前中宇品東学区をパワーウォーク。

午後そして夜は
来年4月に向けての準備、体制、考え方、政局(国及び広島)等、
話合いました。
お叱りを受ける部分も多々あり、
大いに反省しなければならない点もあります。
ほぼ半年前ということで、
さらに活動を強化していくことを決意いたしました。


●2006年08月12日
「尾道、因島へ」

朝8時から、
日頃よりお世話になっている尾道のM社、
因島のY社に
お盆前のごあいさつに参りました。

夕方広島市へ戻り、
家内の実家のお墓参り。


●2006年08月13日
「事務整理」

午前中、
事務所でたまっている事務書類の整理と、
今後のスケジュールづくりを行いました。

夕方は自主トレ(元宇品コース)。


●2006年08月16日
「街頭演説」

朝8時から段原交差点にて街頭演説(学生インターン参加)。
世の中はまだお盆休みなのか、
車の量・人通りはいつもの半分といったところでした。

午前中は学生インターンに対して
県議会の仕組み等についてレクチャーした後、
恒例のルイス・マンフォード(アメリカの哲学者)
の勉強会を行いました。

午後はお盆のあいさつまわりに出かけました。


●2006年08月17日
「環境・安全・危機管理対策特別委員会」

10時半から県議会で特別委員会。
環境対策についての部分審査でしたが、
地球温暖化対策に関して、
二酸化炭素の排出量増加率が、
全国平均に比べて広島県が高い、
という報告がありました。
広島県に重工長大型産業業が多い、
という特徴はありますが、
産業界の二酸化炭素排出量が、
全国的には減少要因(省エネが成功している)
になっているにもかかわらず、
広島県では大きな増加要因になっている
という現象には驚きました。
どう対策をうつのかも不明確です。
これからさらに調査して参ります。

夕方から議会運営委員会の理事会、
引き続き夜は懇親会。


●2006年08月18日
「総務委員会」

9時45分から議会運営委員会、
10時から会派総会、
10時半から総務委員会。

今年,県立美術館で行われた
エルミタージュ美術館企画展の報告がありましたので、
この問題について質問しました。
この企画展は県が単独で行ったもので、
入場者数が予測を下回り、
2000万円近い赤字だったため、
県がその補てんをすることになったものです。

私は2003年、
当時の田口副知事が代表を務めたロシア派遣団
(広島交響楽団や神楽団も同行し、現地で交流行事を行いました)
とともに、
新田議長を代表とする県議会の派遣団の一員として参加しました。
この時にこの企画展の開催や、
青少年交流や文化交流といった事業の開催に関する覚書
が交わされましたので、
この事業には責任の一端を感じています。
当初は,エルミタージュ美術館の分館構想(アジアセンター)
から始まったわけですが、その後の交渉経過や、
エルミタージュ側の思惑等がよく見えてこなかったので、
その辺も質問してみました。
執行部の答弁は十分なものではありませんでしたが、
どうもこれ以上進める気がない、
という印象も持ちました。

せっかく大掛かりで
チャーター機を組んでサンクトペテルブルグまで乗り込んで、
分館構想を打ち上げたにしては、
3年後には尻すぼみ、というのでは残念ですし
エルミタージュ美術館の側にも
失礼な話ではないか、と感じています。
ロシアとの交渉は難しい、
お金がかかる、
というのは当初から言われていたことです。
県として打ち出している
「国際的芸術文化拠点整備構想」
というのはどうするのか、
結論をいそがねばならないと思います。


●2006年08月19日
「減らそう犯罪」南区民大会

朝自主トレ(元宇品コース)。
午後1時から南区民文化センターにおいて、
南区役所他四団体が主催した、
「減らそう犯罪」南区民大会に参加しました。
自主的な防犯活動が地域で効果を上げている、
それらの取り組みを参考にして、
我が街でもやってみよう、
という前向きな会合でした。
私自身も積極的に関わっていこう、
と決意した大会でした。


●2006年08月21日
「パワーウォーク再開」

8時から旭町・出汐交差点で街頭演説(インターン同行)。
お盆休みがあり、
私も少々バテ気味、スランプ気味で、
議会日程も重なって、
先週はパワーウォークが出来ませんでした。
今週から心気一転スタートします。

9時過ぎから、
インターン生同行のもと宇品東学区をパワーウォーク。
午後からはインターン生と、
ルイス・マンフォード勉強会。
2時半からは、広島県港湾企画室より、
大河・丹那漁港のレクチャーを受けました。
4時半に来客。
来年の地方選に出馬を考えている古い友人です。
選挙についてのご相談でした。


●2006年08月22日
「段原学区」

9時過ぎから宇品東学区をパワーウォーク。

午後からお世話になっているNさんと
段原の有力者(段原区画整理事業に携わられ、
地域のお世話活動を熱心にされているというほどの意味です)
の方を訪問しました。

4時から来客一件。

6時からお通夜(宇品)。


●2006年08月23日
「東広島・安芸バイパス」

9時過ぎから翠学区をパワーウォーク。

11時から県議会で、
広島県職員労働組合の
政策提言のレクチャーを受けました。

昼食後12時半から会派の視察で、
まず広島国道事務所(南区東雲)に向かいました。
東広島・安芸バイパスの概要説明を受けたわけですが、
海田大橋から、国道2号線沿いに西条バイパスに接続する
全長17.3q自動車専用道です。
現在この区間は大正交差点を中心に渋滞の名所で、
広島市役所から東広島区役所まで、現況で85分かかりますが
この道路が完成すれば35分短縮され、
約50分で行けるようになるそうです。
昭和50年に都市計画決定されましたが、
事業化はアジア大会準備などで遅れ、
平成に入ってから本格的に工事に着手しています。
総事業費は東広島バイパスが1200億円、
安芸バイパスが550億円です。
完成は平成20年代ということになっています。
熊野川高架橋の建設予定地や、
大山トンネルの工事現場を視察しました。
一刻も早い完成を、ということですが
この道路が完成すると、広島南道路と直結しますので
宇品はますます便利になるな、と思いました。

視察後夜は会派の懇親会。


●2006年08月24日
「中国国際交流協会」

朝9時過ぎから翠学区をパワーウォーク(インターン同行)。

1時半に大阪から来られたN社のT社長と、
安佐北区白木町の三篠園を訪問。
省エネのご提案をお願いに参りました。

4時過ぎにプリンスホテルへ。
本日はNPO法人NGOひろしま未来グループ
の総会と記念祝賀会があり、出席させていただきました。
メインゲストは中国国際交流協会の王 金聖理事です。
中国国際交流協会は、中国の政府組織で
各国との具体的な交流事業を
一手に引き受けている重要な団体です。
ご存知の通り、中国は政府組織と党組織が
統治機構として機能していますが、
人脈主義といいますか、これらの組織に認められれば
さまざまな手続き、処遇といったものがスムーズに
ある意味優遇されると聞いています。

今回のゲストである王理事は
まさに国際交流部門では枢要なポストにおられ、
今回の来広は非常に意味がありますし、
中国との大きなパイプができたことを意味します。
5時からは王 金聖理事による記念講演会、
6時から祝賀会と、200名近い方々がお集まりになり
楽しく有意義に過ごさせていただきました。


●「中国国際交流協会(2)」

9時過ぎから翠学区をパワーウォーク。
昼は来年4月の統一地方選に
出馬を考えている友人
からの相談を受けながら、昼食。

2時に山口県玖珂郡玖珂町からの来客1件。

夜は昨日の中国国際交流協会の代表団
との会食でした(広島プリンスホテル)。
明日中国に出発されるということで、
最後の夕食会でした。
代表団は午前中、大久野島を視察され、
中国全土に点在している、
と言われる旧日本軍が作った毒ガスの処理技術
について調査されたそうです。
この毒ガス処理をめぐっては、
日本政府が約150億円近い予算を組んで取り組んでいますが、
十分機能していないようです。
この毒ガス弾の処理に協力関係を築くこと、
さらに日本に比べ、発電効率の悪い中国の電力施設の効率化
について協力関係を築くことを約束し、
夕食会を終了しました。

私が感銘したのは、団長の王理事です。
今まで印象では、中国の高官というとダブダブの背広を着て
少々小太りで、カンペイを繰り返すといったイメージですが
王理事はヨーロッパ仕込みの紳士で(前ヨーロッパ局長)、
フランス語とロシア語が話せ
(したがって、英語での直接対話はできませんでした)、
スラッとしていて 上等のセビロを着こなし、
「一流の政治家はピアノがひけないとだめだ」
とさらりと言ってのける紳士でした。
私の中国観が変わったのは申すまでもありません。
中国人は英語が上手(構文が同じで、発音も似ている)
というのは実感していたし、
以前参加した若手外交官との交流や、
日本大使の王毅氏を見ていると、
あか抜けた印象を持っていましたが、
王理事との出会いはこのイメージを決定づけました。
洗練された民主的エスタブリッシュメントが
国を統治している、つまり完全な大国として
これからも伸びていくのではないか、と感じました。
中国という国に非常に興味を持った出会いでした。

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