こうじマガジンNO.152(2007.07.03)  
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こうじマガジン NO.152


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「2007年6月12日から2007年6月21日までのダイアリー」



●●2007年06月12日●●

「宇品内港地区」

朝9時に、県警の方と地域の安全確保等について意見交換。

午後、県議会へ。
空港港湾部より、宇品内港地区の小中学校等用地につきまして
処分の相手先が決まったとのご報告を受けました。

この土地は宇品内港の埋立地に、
新しい小中学校を予定していた土地で、
地元としては是非とも学校建設を、
と広島市に強く要望しておりましたが
実現に至らなかった土地です。

宇品内港地区の埋立工事は平成8年に造成が完了しましたが、
広島市が財政状況や児童生徒数の下方修正等で、
建設を断念したためです。
「県も広島市もこの広大な土地(44,000u、約50億円)を
10年間にわたって放置をしてきた、金利5%としても
25億円の県の金利負担はムダ使いだ」と、
行政の金利感覚のなさを追求して参りましたが、
やっと処分先が決まったわけです。

小学校用地だった部分(18,500u)は、
教育施設用地ということで、土地価格は低く設定
(約18.7億円、単価 10万円/u、8年の買取条件付定期借地契約)
されています。
ここには学校法人 古沢学園が、
看護・理学療法学科を擁する私立大学を、
平成21年4月に開校予定とのことです。
南側の中学校用地だった部分(22,000u)は、
潟Cズミが28.6億円(単価 13万円/u)で一括購入されています。
一年以内に複合商業施設を着工するという条件付です。
一括払いで、入札に応じたのは
イズミ一社だそうです(同条件で複数あった場合は抽選)。
イズミは皆実町のJT跡地にも、
巨大複合商業施設を既に建設中ですので、私も驚きました。
宇品地区には、同じ内港地区にフレスタが2店舗、
宇品東地区にイオンが既に進出済みです。
激戦区になることは間違いありません。

さらに公民館等施設用地(3,600u)には、
回転すしの吉井食品梶i愛媛県今治市)が、
5.5億円(単価15.4万円/u)で一括購入されています
(応札したのは5社で、うち一括払いが3社だったので抽選で決定)。
これで宇品内港地区の土地は全て用途が決まった、
ということになります。
アーバンコーポレーションのマンションも既に2期分に入ってます。
完成後の姿が楽しみですが、周辺の環境整備も含めて
まだまだ課題は山積しています。





●●2007年06月13日●●

「中原 好治の『こうじブログ』」

2005年12月14日にこのブログを始めて、
もう1年半になります。
県議会議員としての活動報告、
という趣旨でほぼ毎日更新しています。
投稿件数も約500件になりましたので、
少し整理してみようと思いました。
カテゴリーに分けてみる作業を現在進めています。

今年に入ってからの約半年分が完成しました。
分けたカテゴリーは15個。
中心となるのが議会活動、後援会活動、選挙関係の3つです。
3つの活動とも関連していますので、
仕分けは微妙な部分がありますが、
毎日の表題を元に分けてみました。

160件の記事のうち、
議会活動が23件、後援会活動(宇品地区、南区も含む)が約40件、
選挙関係(連合広島関係の記事も含む)が31件でした。
以上主要活動に関する記事で約100件となります。
次に趣味・生活関係ですが、約20件となっています。
最後に政策関係は、常任委員会ごとに仕分けしておりますが、
約20件でした。
どうしても毎日の活動が主体となりますので、
政策関連の投稿が少ない、と感じました。
カテゴリーごとに記事をピックアップしてみると、
重なる部分もありますが、結構参考になります。
時系列的に活動や、考え方を振り返ってみる、
というのは大事なことだと思います。
特に知事後援会問題については、参考になりました。
今後の活動に生かしていくことはもちろんのこと、
政策の勉強にも生かして参ります。



●●2007年06月14日●●

「会派総会」

午前中は事務所で書類等整理。

午後1時半からは会派幹事会。
引き続いて3時から、会派総会。
6月定例県議会に向けて、意見交換を行いました。
最大のテーマは、知事後援会問題への対応です。
知事自身、
「6月定例会までに何らかの説明をする」としているので、
それを聞いてから、というのが基本ですが、
「10名の疑惑県議の実名公表を求めた地裁への準抗告の判決」や、
「一部自民党県議が行った知事後援会元事務局長の
横領罪での告発のゆくえ」、
元議長や自民党議員会前会長による、
「知事の一方的な発言での名誉毀損の可能性」といった問題が
まだ残っていることも事実です。
知事はこの事件に関連しては、
「自らは知らなかったし、一切関与していない」としながらも、
トップとしての説明責任、政治不信を招いたことへの責任、
を挙げ、真相解明に全力で取り組むことを名言されています。
こうしたことにどう結論を出すのか、タイムリミットが迫っています。

6時からは
「蒲原 敏博県議会副議長の
就任を祝う会」に出席
(リーガロイヤルホテル)。



●●2007年06月15日●●

「広島地区同盟幹事会」

朝10時から、農林水産委員会正副委員長勉強会。
19日の委員会を前に、正副委員長で
主な論点を勉強する会です。

6月定例県議会は、年度最初の県議会で、
補正予算・条例案もそれほどないわけですが、
私が重要だと考えていますのは、
「県が二分の一以上の資本金を出資している法人」や
「県が一億円以上の資本金を出資している法人」
の経営状況報告です。

いわゆる外郭団体のチェックができる大事な機会
ということです。
農林水産関係のこうした法人は、5つありますが、
それぞれ厳しくチェックする必要があります。
あらためて経営状況につきましては、
ご報告させていただきます。

午後は市内のあいさつ回りをした後、
6時半からは広島地区同盟幹事会に出席。
広島地区同盟とは、旧民社党系の労働組合(民間企業労組が中心)
の連合体である広島友愛同盟の地域下部組織で、
広島市域の単組の皆さんのあつまりです。
三菱重工労組や中電ユニオンが中心ですが、
イズミやフレスタ、今話題の郵政公社関係、
リーガロイヤルホテルやホテルニューヒロデンといったホテル関係
といった多方面の方々がいらっしゃり、
各業界のお話は大変勉強になります。
先の県議選の御礼や、来る参議院選のお願いが中心でしたが、
懇親会の席ではいろんなお話が聞け、今後の活動に生かすべく
頑張って参ります。



●●2007年06月16日●●

「参観日、結婚式」

今日も、子どもたち二人の通う小学校の参観日です。
朝8時半から、2年生の下の子の
造形の授業参観に行きました。
「もしタイムマシンがあったら」というテーマで、
絵のコンテストに全員で応募するようです。
「未来の○○」、「過去の○○」と
想像力豊かに取り組んでいました。
全国規模のコンテストで、優勝者の作品は
パリのルーブル美術館に展示されるそうです。

午後1時には広島駅を出発して、
大阪の帝国ホテルで行われる結婚式に向かいました。
この4月に大阪府豊中市議会議員に初当選した
松下政経塾の後輩の結婚式です。
新婦とは、3年前に行われた
島根県益田市長選に立候補した
同期生の応援に行った際、知り合ったそうです。
私もこの選挙には益田まで応援に行きましたが、
全く気がつきませんでした。
政経塾の後輩がたくさんかけつけていて、
懐かしい話に盛り上がりましたが、
何と私が最長老というのに気がつき、少しショックでした。
もう40歳代というのは、政経塾では一時代過ぎた世代
なのかもしれません。
優秀な後輩がどんどん出てくるのは、喜ばしいことです。
私も頑張らなければ、と刺激を受けた一日でした。
夜11時ごろ帰宅。



●●2007年06月17日●●

「広島大学大学院戸田ゼミ同窓会」

早朝自主トレ(元宇品コース)の後、
11時から
広島大学大学院戸田ゼミ同窓会に参加。

2002年3月に、社会人大学院コースを
卒業したわけですが、その同窓会です。
30名近くの方々が参加されました。
国・県・市の公務員や、
民間企業で活躍されている方々も含め、多士済々です。

まず、戸田 常一教授が現在、
英国の大学と共同事業で、地域政策の研究を進めておられ、
ゼミ生の「英国におけるタウン・マネジメントについて」
のプレゼンテーションから始まりました。
「地域活性化に大学の知力を活用しよう」、
というのが大きな枠組みです。
今まで産業分野では、こうした取り組みは行われてきましたが、
まちづくりという分野では、新たな挑戦になることは
間違いありません。
成功の可能性に、大いに期待したいところです。

今回の同窓会では貴重な出会いをたくさんいただきましたが、
その中でも、先日ご報告いたしました、
宇品内港地区に医療系大学を新設する
計画を持っている古沢学園で、講師をしていらっしゃるゼミ生と
出会ったことはうれしかったです。
是非とも成功させていただきたいと思います。
懇親会も非常に盛り上がり、知的刺激をたくさん受けました。



●●2007年06月18日●●

「保護司会」

朝8時から
鶴見橋東詰め(比治山トンネル前)交差点にて街頭演説。
21日から始まる6月定例会の、主要なテーマについて
お話させていただきました。
少し汗ばむ季節になりました。
これからは暑さとの戦いになります。

午前中は事務所で、松下電器の方と、
地域の安全安心対策等について意見交換いたしました。
地域の安全安心を考える場合、
映像技術やIT技術は必要不可欠です。
最先端の取り組みについて、勉強させていただきました。

夜は保護司会の4ブロック(宇品地区)会議。
今後の活動予定について話し合いました。
保護司になって16年近くになりますが、
「更正させる」ということの難しさを痛感しています。
今日は更生保護についてのビデオを
拝見したわけですが、
その中で、ヤンキー先生こと義家 弘介氏が、
「更正のための大事なポイントは出会いです」
と述べられていました。
保護司として、貴重な出会いが提供できているのか、
反省することが多々あります。
このことを深めていくだけでも、人間的な成長と
素晴らしい感動があるはずだ、と感じています。



●●2007年06月19日●●

「農林委員会、三菱重工の放射線治療装置」

朝10時から会派総会。
10時半からは農林委員会。
当局から、6月定例会への
提案見込事項の説明がありました。

午後は三菱重工広島製作所へ。
先日の「2007 中原好治応援団の集い」で、
開業医師の前後援会長と、
三菱重工労組委員長がたまたまご同席で、
三菱重工が開発している放射線治療装置の話になり、
前後援会長のほうから、是非装置開発の現状を
見せていただきたい、とのことで、
今日の会合が実現しました。

ガン治療というと、日本では「患部を切除する」
という治療が中心ですが、アメリカやヨーロッパでは、
この放射線治療が主流だそうです。
実際身近にも、宇品の町内会長で、
兵庫県立粒子線医療センターまで、
前立腺ガンの治療に行かれ、完治された方がいらっしゃり、
ガンで苦しむ方々にこの治療をどんどん薦めておられます。
「宇品地区にこうしたガン治療の先進的な施設をつくろう」
と、ご意見を頂いています。
専用の病院施設も含めると、市民球場ぐらいの土地と、
200億円近いお金が必要とのことでした。

一方、三菱重工の放射線治療装置は、
専用の治療施設も含めて、10億円以下で設置できる
というもので、
その第一の特徴は、患部を0.1ミリ単位で認識し、
多角度からの照射の場合も、誤差は1ミリで抑えられる
という点です。
今までの技術でいうと、画期的な装置だそうです。
今年秋には厚生労働省の認可を受けて、
販売活動に入りたい、との計画です。
ガン治療の最先端を行く治療装置が
広島で開発されているということは、
素晴らしいことで、是非この広島に一号機を、
と盛り上がりました。

5時ぐらいにはミーティングも終了しましたが、
その間知事後援会問題で大きな発表がありました。
詳細は明日の会派総会で議論することになっています。
6月定例会前に、激震が走っています。



●●2007年06月20日●●

「会派総会」

10時半から会派総会。
昨日の知事後援会問題に関する、
知事自身の「総括」について意見交換を行いました。
まだまだ途中経過で、ここで細かくご報告はできません。

「事件の核心である知事が、これ以上の真相解明を放棄した」
ということは、疑惑県議への対策費や
自民党県連への上納金について、
受け渡しの事実認定はできない、ことを意味します。
「疑いがある」というグレーの状態で放置をされるわけですが、
議会としてさらなる一手があるのかどうか、が問題です。
まだ、「10名の疑惑県議の実名公表を求めた地裁への準抗告の判決」や、
「一部自民党県議が行った知事後援会元事務局長の横領罪での告発のゆくえ」
については結論が出ていません。

もう一つは知事の責任論です。
「真相究明を叫んでおきながら、勝手にそれを放棄し
責任も取らないで続投宣言」という総括では、
納得できるものではりません。
自分は知らないし関与していない、
腹心で実刑判決を受けた元後援会事務局長、
過去の知事選の対策費や自民党県連への上納金の存在を
詳細に供述している元秘書、
この二人とも
これ以上事情を話すつもりはない、ということですから
真相解明できないし、事実であることの証明もできない
という状況になっています。

では、今までの一年半にわたる知事の発言や、
調査会での努力は何だったのか、事件の核心を握る
元事務局長や元秘書の心は揺れ動いていたのか、
それは何が原因だったのか、さらに一番重要なのは、
この事件を放置してでも、やりとげなければならない
県政のテーマとは何なのか、
明らかにしていただきたい点がたくさんあります。
来週26日からは一般質問が始まります。
これらの問いにどう答えられるのか
が大事なポイントになってきます。

午後は南区役所で、地域からいただいた3件の
要望について意見交換をいたしました。

夜は南区民スポーツ大会の懇親会。



●●2007年06月21日●●

「6月定例県議会 開会日」

10時から会派総会。
10時半からは本会議場へ。
いよいよ6月定例会の開会日です。

知事の提案理由説明がありましたが、
一昨日の総括通りの内容で、
深々と2度ほど頭を下げられました。
この一年半、いろいろと悩み苦しまれたもの
と感じました。
総括の是非もさることながら、
未来に向けどれだけ明確なメッセージと
強い志を示されるかが大事だと思います。
今回こそは、いつものような原稿棒読みではなく、
いいわけに終始するのではなく、
自分の言葉で、未来への責任と
その自負を語っていただきたいと思います。

「政治は言葉だ」とよく言われます。
だからこそ一言一句に
最大限の注意を払うことが必要ですが、
今回はいい意味の政治的パフォーマンスで、
県民を感動させるぐらいの意気込みが必要だと思います。
テレビのローカル各局で直接しゃべるぐらいの迫力が
欲しいものです。

終了後は
広島県議会日韓議員懇話会役員会。
今年は監事のお役をいただきました。
夜は自主トレ。


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