こうじマガジンNO.220 (2009.2.25)  

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こうじマガジン NO.220

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「2009年2月2日から2009年2月7日までのダイアリー」



●●2009年2月2日●●


「少子化・人づくり対策特別委員会、神田神社 節分祭。 」

朝8時から皆実町六丁目交差点にて街頭演説。
その後県議会に移動して、10時半から
少子化・人づくり対策特別委員会に出席しました。
「少子化対策」と「次世代育成支援・子育て支援策」は異なります。
子どもを生みやすい環境整備、例えば子どものいる世帯は減税するとか、
もっと言えば結婚すれば減税するとか住居を提供するとか、
さらに言えば婚外子を認めるとか、
こういった思い切った政策が「少子化対策」になります。
子どもを生むことによって何らかのメリットが発生する仕組みづくりです。

一方「次世代育成支援・子育て支援策」は、
今生まれている子どもたちを育てる環境を整備する施策です。
この分野は広島県でも随分進んでいます。
広島県ではまだ少子化対策には踏み込んでいません。
担当するセクションも置いていません。
このあたりの議論をどう進めていくのかは現実的な課題です。
結婚することや、子どもを生むことを強制するような政策は、
まだ受け入れられていないということです。
国の動向も含め注目していきたいと思います。

午後からは来客2件、
6時からは宇品神田神社の節分大祭に参列して、
8時からは豆まきに参加しました。
毎年の恒例行事ですが、天気も良かったので参加者も多かったように感じました。
節目の行事で「福は内、鬼は外」と今年一年の無事を祈りました。


●●2009年2月3日●●


「三派合同幹部会(5回目)。」

朝9時に全日本海員組合中・四国地方本部で打ち合わせ。
10時から、1月13・14日と来年度予算編成についてのヒアリング実施後、
政調活動としては5回目となる三派合同幹部会に出席しました。
終了後は現在まで調整中、あるいは新規に立案された事業の
追加ヒアリングを受けました。
あさっての5日が政調活動の最終日と予定されていますので、
後二日で予算案の最終調整が行われます。


●●2009年2月4日●●


「中国地区旅客船問題労使懇談会。 」

朝10時から6回目の三派合同幹部会折衝に出席しました。
明日にも各交渉会派の代表者(5名)の出席のもと、
議長・知事会談が行われる予定なので、
予算折衝も今日が最後ということになります。
まだここではその詳細についてご報告できませんが、
焦点だった「緊急経済・雇用対策」は
規模も内容もかなり思い切ったものになっていると感じています。
またご報告いたします。これで政調活動は一段落します。
あとは18日から始まる2月定例県議会での議論、さらには議決ということになります。





午後1時過ぎからは、
宇品神田五丁目にある県立広島大学の研究棟(元の看護学校若竹寮)で、
宇品東学区の社会福祉協議会の皆さんと打ち合わせを行いました。


3時からは全日本海員組合中・四国地方支部で行われた
「中国地区旅客船問題労使懇談会」に政治参与として出席しました。
旅客線業界が抱える問題は深刻です。

まずは離島航路問題で、
すでに「国も地方自治体も離島を見捨てない」という哲学のもと、
対策が検討されています。離島航路利用者は約1億人と言われていますが、
そのうち3000万人が瀬戸内海航路だそうです。
今までは航路事業者への損失補てんが制度の中心でした。
約300ある離島航路のうち約100航路がその対象となっています
(広島県内では4航路)。まずはこの補助対象航路を拡大することです。
今年度は原油高騰の影響もあり、
予算規模は従来の38億円から約70億円に膨らみましたが、
来年度は48億円まで拡大する予定となっています。
さらに損失補てんだけではなく、航路の改善や上下分離方式、
さらには公営方式をとっても航路維持を図っていくことが検討されています。

次に架橋問題です。本四架橋関連航路は、度重なる架橋通行料金の値下げ、
さらに来年度は「どこまで行っても1000円」という値下げが予定されており、
航路の維持存続がさらに厳しくなることが予想されています。
航路の存続は、
自然災害や重大事故の際の救援物資・避難住民の輸送など
代替輸送機関としての役割や、
地球温暖化問題ではモーダルシフトの必要性を考えると重要課題です。
具体的には港湾使用料の減免を含めた助成制度、
事業者に対する財政支援等が必要ですが、
こういったことも早急に対応していく必要があります。

三つ目は船員問題です。先日もご報告しましたが、
日本人船員の確保養成は重要課題です。
広島県でも緊急経済・雇用対策で、
離職者向けに海技士の養成を検討していますが、
さらなる取り組みが欠かせません。
こうした問題に今後とも真剣に取り組んで参ります。



●●2009年2月5日●●


「海岸保全・護岸整備、会派総会。 」

朝10時に事務所にて元宇品にお住まいの方々と
海岸保全・護岸整備についての打ち合わせ。
急傾斜地や法面整備もそうですが、
こうした事業を進めていく場合に最も重要なことは地権者の同意です。
せっかく予算がついても地権者の同意が取り付けられないと事業に着手できません。
こうした事例にもいくつかあたってきましたので、
慎重且着実に進めていくことが大切です。

午後からは事務所の書類整理・かたづけを行いました。
予算の政調活動も一段落し、
来週からは学生インターン2名の研修も始まりますのでいい機会でした。

4時からは会派総会。政調活動の報告と2月定例県議会対策で議論しました。
予算編成は自治体の最も重要な仕事の一つです。
議員には予算案提出権はありませんので、
どうやって私たちの考え方や思いを予算に反映させるのか、
いろんな試みが各自治体で行われていると思います。
広島県ではこの予算編成過程を県民にオープンにするとの方針で、
知事の査定結果をホームページ上に公開するようにしています。
私たちの政調活動を追う形でどんどん公開されていくことになります。
こうした方法がベストかどうかはわかりませんが、
同様の取組みを行っている県は全国で3県だけということなので、
特徴的な取組みであることは確かです。
昨年11月からの予算要望活動、そして政調活動、
一度総括してまたご報告したいと思います。
総会後は久しぶりに会派懇親会。


●●2009年2月6日●●


「三会派合同幹部会(臨時)。 」

午前中は市内企業のあいさつ回り。
お話をお伺いすればするほど、今回の景気の落ち込みは深刻です。
広島県としても最大限の対策が必要だと実感します。

午後からは臨時の三会派合同幹部会で、
2月定例会提出予定の条例案等につきまして議論しました。


●●2009年2月7日●●


「広島都市学園大学 校舎見学会。 」

宇品内港地区に今年4月に開学予定の
広島都市学園大学校舎見学会および竣工披露宴に参加しました。

もともと市立の小中学校用地として確保されていた土地ですが、
広島市が断念したため、何とか文教施設をとの地元の強い要望に押されて、
市内に各種専門学校を展開している学校法人 古沢学園が、
看護学科100名(一学年)の大学を開学することになりました。
この用地の半分は商業施設が立地することになっており、
先日起工式が行われたことは先日ご報告いたしました(2008年11月17日)。
県内の看護師不足も深刻ですので、ニーズに合った開学で、
理事長の執念と先見の明には大いに敬意を表するものです。

4年後には400名の大学になっているわけで、
宇品の地に活気をもたらすことは間違いありません。
これで宇品内港地区はアーバンコーポの民事再生で、
宙に浮いている高層住宅用地2区画の完成を待つのみとなりました。
広島県の迅速な対応を迫って参ります。




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