こうじマガジンNO.247 (2009.10.21)  


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こうじマガジン NO.247

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「2009年9月17日から2009年10月7日までのダイアリー」



●●2009年9月17日●●


「鳩山新政権発足。」

昨日は夜遅くまで鳩山新政権発足のニュースを見入っていました。
自民党政権発足時とは随分変わったな、と思いましたし、
マスコミも非常に好意的に報道していました。
だいたいこの就任記者会見で失言が飛び出したり、
スキャンダルが出てきたりとドタバタするのが常でしたが、
すっきりとさわやかに演出されていて
中味のあるいいスタートだと感じています。
松下政経塾からも原口 一博総務大臣(第4期生)、
前原 誠司国土交通大臣(第8期生)と2人も抜擢され、
公約実現に向け是非頑張っていただきたいと思います。

今日は午後から会議続きでした。
1時からは民主党広島県連の組織団体対策の打ち合わせ、
2時からは高校の先輩と勉強会の意見交換、
3時からは会派の政策勉強会、
4時からは会派総会と続きました。
「改革を期待する圧倒的な世の中の流れ」
はまだまだ続いていると実感しています。


●●2009年9月18日●●


「総務委員会。」

朝9時半より議会運営委員会、10時から会派総会の後10時半から総務委員会。
来週24日からいよいよ始まる9月定例県議会に向けて
提案予定の議案説明が中心でした。
その後も県議会で打ち合わせが続き、5時過ぎにはリーガロイヤルホテルへ。
6時から大曽根副議長の就任激例会に出席しました。
マツダ労連の委員長を経て、昭和62年に県議初当選ですから、
連続6期22年県議を勤められたことになります。
財界への人脈も強く500人近くの方々がお集まりでした。
今後のご活躍を大いに期待しています。


●●2009年9月24日●●


「9月定例県議会開会。」

朝8時から鶴見橋東詰交差点にて街頭演説。
10時から会派総会の後10時半から本会議へ。
今日から9月定例県議会が始まりました。
提出議案の知事説明がメインになります。
藤田知事の任期最後の県議会となりますので、
県政全般にわたる施策の成果についての説明もありました。

知事の言葉を借りますと、
「元気な広島県づくりに向けて道筋をつけることができた」として、
1.ひとづくり〜教育改革・産業人材の育成、
2.中枢拠点性の強化〜先端技術産業を中心とした企業誘致・バランスの取れた産業構
造への転換・HAV(広島エアポートビレッジ開発株式会社)の経営破綻・広島西飛行
場のあり方、
3.新たな過疎対策〜生活交通の確保・農業の振興、
4.暮らしの安全安心対策〜新型インフルエンザ対策・地域医療体制の確保・減らそう
犯罪、
5.地方分権改革〜86市町村を23市町に再編・1766事務を権限委譲、
を掲げられています。

一方で今後10年間の財政収支見通しによると、
年度ごとの財源不足額は最大493億円(予算規模の約5%)、
県債残高は本年度末2兆円を超え、就任時から3.2倍に膨らんでいます。
16年の任期後半には知事後援会をめぐる裏金疑惑が表面化し、
県議会でも議論の焦点がこの問題一色になった時期もありました。
県政の停滞を招いたとの批判もあり、
任期前半に打ち出した四大プロジェクト、県庁舎建て替え、がんセンター構想、
広島空港と広島都市圏を結ぶリニア鉄道、エルミタージュ美術館分館構想は、
財政状況の悪化とともにことごとく頓挫し、
県民に具体的な夢のある将来ビジョンも示すことができなかったように思います。
この16年をどう総括するのか、今定例県議会の最大のテーマでもあります。



●●2009年10月5日●●


「広島県知事選挙候補者選び〜激動の十日間。」

ブログの更新が十日間も滞ってしまいました。
もう皆さんご存知の通り、11月8日投票広島県知事選挙の候補者選びで
「渦中の人」となり、「候補選定辞退」へ、
さらに9月定例県議会の真最中ということもあり、連日の断続的な会議、
それへの対応・対策とめまぐるしい情勢変化の中でこの間翻弄されていました。
生々しい部分や、何といってもこれから始まる知事選挙に影響を与える
といけませんので、事実の部分だけここではお伝えしたいと思います。

「280万県民の生命と財産を守り、その社会福祉を向上していくために、
年間予算約1兆円を配分して、約3万6千人の県職員を駆使して
効率的で質の高い行政サービスを県内全域に展開する」
という広島県としての使命を確認し、そのトップとして責任を担っていく
知事を選ぶ大事な選挙です。

民主党広島県連の知事候補として名前を挙げていただいたことは、
光栄だし意気に感じるところがありましたが、
候補擁立の基本条件である連合広島の推薦が得られなかったことで
候補選定から辞退させていただくという決断をいたしました。
現段階で民主党の候補者選びは継続しています。
知事選挙の構図はまだまだはっきりしませんが、
私自身は今まで通り地域活動を中心に県議としての職務を
十二分に果たして参りたいと新たに決意いたしております。
今後ともよろしくお願い致します。
ブログ更新が停止した9月25日から簡単に事実を振り返ってみたいと思います。

9月25日(金)県議会全員委員会、インターン勉強会をこなし、夜は広島在住防衛大
学校29期生で同窓会。
26日(土)1時からの民主党県連幹事会で知事候補選定に私の名前があがり、
三者懇(民主党広島県連、連合広島、県議会民主県政会)での合意を前提に
選考テーブルにのることになりました。
27日(日)朝から宇品学区町民大運動会に参加、分団対抗リレーにも初出場しまし
た。
28日(月)段原交差点にて街頭演説を行い、
県議会では一般質問に入りました。
夜はミクロネシア共和国駐日大使の歓迎レセプションに参加。
29日(火)一般質問二日目、夜民主党広島県連幹事会。
どうも三者懇の合意を得るのは難しい
という雲行きになってきたとの報告でした。
30日(水)一般質問三日目、夜の民主党広島県連幹事会で、
連合広島のほうから
「中原氏については、出身母体である基幹労連から
選挙準備期間がなく態勢が整わない、とのことであったため
推薦候補としては外さざるを得ない」との表明があったことが伝えられました。
三者懇の合意が前提の選考であったため、
私自身もこの日の幹事会で候補選考辞退の意思表示をさせていただきました。

10月1日(木)一般質問三日目、朝の会派総会で候補者辞退の報告
及び記者会見を行いましたが、民主党広島県連の知事候補選びについては、
佐藤公治代表が党本部小沢幹事長と相談の上近く決定したい
として白紙に戻った状態になっています。
10月2日(金)総務委員会、議会運営委員会。
10月4日(日)脳外傷友の会第9回全国大会(安芸グランドホテル)に大会役員として
出席。
10月5日(月)旭町・出汐交差点にて街頭演説、
昼休みに久しぶりの自主トレ(大芝水門コース)。
候補者選定に名前があがってからはマスコミ取材も過熱し、
激動の十日間でした。



●●2009年10月6日●●


「決算特別委員会。」

朝10時半から決算特別委員会。
10月1日の一般質問最終日に17名からなる決算特別委員会が構成されましたが、
私は副委員長として指名されました。

その第1回目の審議が今日行われました。
平成20年度決算の総体概要が説明されました。
「決算特別委員会で適切な質問が出来るかが議員の価値を決める」と、
今から16年前広島市議時代に先輩議員から指摘されたことを思い出します。
予算特別委員会と同じような質問をしたり、
決算審査なのに執行部に要望してみたり、的外れな質問が多く見られますが、
今回はさらに気合を入れて質問戦に臨もうと思います。
夜は会派意見交換会。


●●2009年10月7日●●


「9月定例県議会閉会日。」

朝10時から会派総会の後、10時半から本会議。
提出議案に対する各常任委員会の審査の経過及び結果の報告、採決、
そして意見書の採決、さらに今日は藤田知事最後の県議会ということで
知事あいさつ、議長あいさつと、粛々と議事が進行していきました。

知事選の投票を一ヵ月後に控え、
広島県政の抱える課題やその将来像について活発に議論が展開され、
選挙の争点を浮き彫りにしていく最大のチャンスだったにもかかわらず、
私自身もその渦中に入った候補者選びが、各政党の思惑、議会多数派の思惑、
4分裂している自民党の思惑と、複雑に絡み合った中で迷走し、
県民にとっては実に分かりにくい形で
閉会日を迎えることになったのは非常に残念です。
知事選挙がどういう構図で何を争点に争われることになるのか、
まだまだ予断を許しません。
夕方自主トレ(大芝水門コース)。




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