こうじマガジンNO.288 (2010.10.14)  



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こうじマガジン NO.288

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「2010年9月28日から2010年10月6日までのダイアリー」



●●2010年9月28日●●


「一般質問二日目。」

午前中は児玉浩議員(安芸高田市、自民広志会)、
午後から栗原俊二議員(広島市安佐南区、公明党)、
佐藤一直議員(広島市中区、つばさ)と続きました。
6月県議会から一問一答方式を試行的に導入していますが、
今日は3人とも一問一答方式を選択していました。

変わったことはまず、「時間が長くなった」ということです。
それぞれ1時間ぐらいずつあったと思います。質問時間のみの計測で40分、
と制限していますので当然といえば当然です。
今までの最長記録は1時間30分、つまり答弁だけで50分ということになります。
矢継ぎ早に短い質問を繰り返せば答弁時間は当然長くなります。

一問一答の醍醐味は議論を深めていくその過程にあります。
残念ながら質問の形式自体は今まで通りのものが多く、
十分に練られた質問と練られた答弁、
つまり答えがすぐに聞けるかどうかの違いしかありません。
こうしたらどうだ、こうすべきだという提案型や要望型の質問だと
どうしてもこうなってしまいます。

一問一答方式の醍醐味は追及型の質問で威力を発揮します。
「これは間違っているから、正すべきだ」という主張を、
説得力を持って展開していくということです。
ここの主張部分が大事で、私自身は「事実を通して思想を語る」
ことを意識して質問をするようにしています。
「それもいいけど、こうしたら」という提案型だと言いっ放し、
紋切り型の質問・答弁になってしまいます。
いままでこの徹底した追及型の本格的な一問一答方式にまだ出会ってませんが、
自分なりに草稿を練っていきたいと思います。



●●2010年9月29日●●


「一般質問三日目。」

午前中は窪田泰久議員(広島市南区、自民良政会)、
午後から高木昭夫議員(東広島市、自民刷新会)、
岩下智伸議員(安芸郡、民主県政会)と続きました。

その間お昼休みを使って連合広島の皆さんとの事務レベル協議、
終了後は議会運営委員会、広島交響楽団の皆さんとの打ち合わせ、
さらには4時過ぎに移動して三菱組合会館(西区観音新町)へ。
今日は今期職場委員の最終委員会(10月1日での人事異動となります)
に合わせてごあいさつさせて頂きました。
会議・打ち合わせ続きの一日でした。


●●2010年9月30日●●


「一般質問四日目。」

午前中は沖井純議員(江田島市、自民会)、
午後から宮政利議員(呉市、民主県政会)、
中津信義議員(福山市、自民刷新会)と続きました。

今日もお昼休みには打ち合わせ、
終了後もただちに議会運営委員会理事会とあわただしく過ぎました。
4時半からは高教組、広教祖との勉強会に参加。



●●2010年10月1日●●


「生活福祉保健委員会。」

朝10時から会派総会の後、10時半から生活福祉保健委員会。
今日は付託議案の審査の中で、「福祉・介護分野の人材確保と雇用対策」
について質問しました。9月19日のブログでも紹介しましたが、
当面の課題である緊急経済・雇用対策ですが、
1月以来約800億円かけて、7万人の雇用機会の創出と1万人の実雇用を生んだ
と報告しました。その一部ですが切り札と見られてきたのが、
人手不足を心配されてきた福祉・介護分野です。
この分野では「約3億円かけて100人の実雇用を生んだ」そうです。

ここで「800億の投資で1万人の実雇用」が果たして効果的なのか、
を検証しなければなりません。少なくとも広島県の雇用情勢は好転していない
ことを考えると、不十分なのか政策自体の設計が誤っているのか
のどちらかです。こうした議論は残念ながら今回の議会では
展開されませんでした。福祉・介護分野についても
昨年発足した介護人材就業支援プロジェクトチームによりますと、
広島県の介護就業者は推計ですが約3万数千人とのことで、
今後高齢化による市場規模の拡大や辞める人たちの補充を考えると
年間1,000人〜1500人の人材が必要になる、見込みとのことです。

このチームが重視しているのは離職率を下げることで、
平成18年には20%近くあった離職率が今年は17%ぐらいまで下がった
とのことでした(全産業では約15%)。これで900人近くは確保できる
ことになりますし、施設側が求める人材は当然よく訓練された若い人材、
つまり若い有資格者ということになります。現在職業訓練を行っている人材が
広島県全体で450人ほどいますので、これで十分だということになり、
福祉・介護分野の人材供給も成熟してきた、と言えると思います。
今後は雇用対策の切り札ではなく、じっくりと労働条件の改善や
介護の質の向上に努めていってもらいたいものです。
こうした観点から質問をさせていただいたわけですが、
雇用対策を今後どう進めていくのか、課題は残っています。


昼食後午後1時からは議会運営委員会。
意見書7本を閉会日に提案することを決定し、
1時半からは再度生活福祉委員会。今日の午後と来週4日の月曜日で、
先日行われた事業仕分けの結果を受けて、「事業成果の検証」
を議会としても行おうということで、当委員会関係の対象事業29事業
(全体で101事業)を審査することになります。

問題なのは事業仕分けで「不要」とされた事業の扱いです。
当委員会関係分では7事業ありますが、これらを県議会としても不要
とするのかどうか、姿勢が問われる問題です。
事業仕分けはある意味思い切った判断で切っていかなければ
その意味はありません。その不要という判断が大事で、
あとは知事が予算編成時に意思決定すればいい話です。
私たち議会はといえば、仮に知事が「不要」とした事業を
予算計上しなかった場合、その予算案を否決すればいいだけのことで、
それほどあわてる必要はないとも思います。
じっくりとどういう判断を仕分け人がしたのかを検証して、
議会として「不要」を「現行通り」と判断したのなら、
知事が予算計上しなかったらその案を否決するぐらいの覚悟が必要です。

ただここで問題なのはそうするといつまで経っても事業の見直し、縮減、
財源の捻出、予算の組み替えといったことは出来なくなります。
議会は常に保守的で、既得権益保護や現状維持に走りますので
改革には後ろ向きです。名古屋市の例が象徴的ですが、
やはり議会と戦うぐらいの迫力がないとこうした改革は無理、
広島県の場合は「事業仕分けは単なる知事のパフォーマンス」
と言われても仕方ないでしょう。
今日は各委員会とも「不要」事業を復活させたようです。
知事の予算案の編成が楽しみです。



●●2010年10月2日●●


「飲まず食わず、そして結婚式。」

今日は人間ドックに入る日です。
したがって昨日の8時以降は飲まず食わずです。
8時ごろドックに入り約2時間検査を行いました。
速報値だといたって健康とのことでした。
終了後は事務所に戻ってパワーウォークに出撃。

さらに今日は6時から結婚式に出席する予定です。
私の事務所に学生インターンで来た第1号の鳴海さんが
ついにゴールインします。本当にうれしい限りです。
幸せになってくださいと祈るばかりです。
そしてついつい飲みすぎてしまいました。


●●2010年10月3日●●


「雨模様。」

どうもすっきりしない天気です。今日は朝から地域行事に参加して、
お昼前にはパワーウォークに出撃。パワーウォークの大敵は雨です。
傘をさして、というわけにはいかないので、
今日などは雨と雨の間をぬって、
ということになります。


●●2010年10月4日●●


「 「仕分けを仕分け?」。 」

今日も生活福祉保健委員会です。
その前に朝8時から皆実町六丁目交差点にて街頭演説。
学生インターンも終わり涼しくなって、まさに秋の気配、
少しさびしさも感じます。

さて10時半から生活福祉保健委員会ですが、今日の審議は
1日(金)にもおこなった「事業成果の検証」、
つまり先日の事業仕分けの検討の続きです。
私の発言も取り上げていただいていたRCCニュースによると
「県議が仕分けを仕分け」と出ていて、
うまいこと言うもんだなあと感じました。

予想通り「不要」とされた事業は全委員会にわたって復活したようです。
行政刷新会議の「事業仕分け」の時も、その結果を受けて
民主党広島県連の陳情要望窓口には、
仕分け結果に不満・現行通り事業実施せよ、という声が多く寄せられ
大変でした。3兆円の削減目標は1.7兆円に、
実際に予算に反映された削減額は9662億円となっています。

結局改革には痛みが伴うわけですが、各個撃破のつもりが猛烈な反発で
効果は3分の1にという結果です。広島県の場合、
わざわざその役を県議会がやる必要もなかったのにとも思いますが、
仕分けの仕分けで、削減効果という点では全く意味のないものに
なってしまいます。さてこれからが問題ですが、
知事は来年度の予算編成でこの事業仕分けの結果をどこまで反映できるか、
大事なポイントです。どれくらいの削減効果を発揮できるのか、
場合によっては「事業仕分けは単なるパフォーマンス」ということで
厳しい批判が必要かもしれません。一方で県議会はそれにどう反応するのか、
復活した不要事業の扱いで徹底抗戦するのか、
今まで予算案を否決したことのない県議会が大きく変わっていくのか、
注視して参ります。


●●2010年10月5日●●


「最近の街頭演説の写真をアップします。」

最近の街頭演説の写真を計3枚掲載しました。
8月2日の旭町・出汐交差点と、
9月6日の段原・的場交差点、
そして9月27日の宇品ベイシティ前での街頭演説の様子です。

今日は朝9時過ぎからパワーウォークに出撃。議会は休会日です。
お昼に事務所に戻って、午後からは来客対応3件。
治安問題、近隣トラブル、出島処分場についてと多岐にわたる
ご相談や意見交換を行いました。4時半からは広島市議会へ。
県連業務の打ち合わせを行いました。今日もハードな一日です。


●●2010年10月6日●●


「9月定例県議会閉会日。」

朝9時半から議会運営委員会。本日の日程を確認。10時から会派総会の後、
10時半から本会議場へ。今日の議事は淡々と進んで行きました。
約100億円の補正予算、8本の意見書を可決して約1時間で閉会しました。

終了後は政策条例検討部会に出席しました。この件につきましては
また詳細につきご報告させていただきたいと思います。
3時からは連合広島の皆さんとの打ち合わせ、
4時過ぎからは三菱重工労組広島支部の初委員会でごあいさつ、
県議会にもどって6時からは会派懇親会と続きました。




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