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こうじマガジン NO.827

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≪2023年07月27日から2023年08月04日までのダイアリー≫

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■□□■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■□□■

◇新病院構想
◇旧広島陸軍被服支廠
◇第36回縮景園原爆犠牲者慰霊供養式
◇重粒子線治療施設
◇地域要望
◇夜3ヶ所の会合を移動して出席

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●●●2023年07月27日●●●


 <新病院構想>
 

今日の朝刊に新病院構想について「16階建1000床規模
総事業費1300億円 県立広島病院は解体方針」と
見出しが出ました。
ちょうど昨日記者とのその話をしていたので驚きは
ありませんでしたが、まだ十分な説明は受けていない
状況です。

7月12日の県内調査のブログで書いた通り、新病院の
敷地面積だと高層化は避けられません。
そうすると病院の機能面、特に外来診療の混乱は予想
できます。
外来患者は今まで2000人と答弁していますので、
医師数も400人近くが必要で、統合する3病院の
合計医師数が329人ですから、不足分を埋めなければ
なりません。

また問題提起している高精度放射線治療センターは
空中回廊で繋ぐ計画のようで、内部化できれば運営も
楽になるでしょう。
問題は「断らない救急」がこの立地とマンパワーで
実現できるのか、です。
まだまだ全体像は見えませんが、総事業費1300億円は
どう調達するのか、これから議論が進んでいきます。
跡地は解体、とのことです。
新たな医療機関が立地してもらわないといけませんが、
さらに強く求めて参ります。

2030年ですから7年先になりますが、しっかりと議論
して参ります。
 


●●●2023年07月31日●●●


<旧広島陸軍被服支廠>
 
 
ここに来て被服支廠をめぐる動きが活発です。
ポイントは国の重要文化財指定ですが、岸田総理周辺、
文科大臣の発言等政治主導で早期の重文指定が実現
するのか注目しています。

そもそも文化財としての価値があると見直された最初
の動きが2019年ぐらいで、それまではただの倉庫で
「早く壊せば」の声が主流でした。
私の理解ではまずは重文の指定、それで予算確保して
耐震化、利活用策は国と広島市を巻き込んで同時並行
で検討していく、というものでした。
難関は最初の重文指定で、当初国は消極的だった印象
を持っています。
現状はむしろ「利活用策を示せばすぐにでも重文指定
する」という感じで、本末転倒している感があります。
そもそも建物とその歴史的価値を確定し後世に伝える
ことが主体であり、利活用策というのはその趣旨を
犯すことのない範囲で考える、というのが本来のスタ
ンスのはずです。

重文指定の手続きは資料作成等膨大な作業が必要で、
時間がかかる慎重な手続きと聞いていて、最近の動き
には驚いています。
今後どう進めていくのか、大事な時期に来ているのは
間違いありません。
 

 
●●●2023年08月01日●●●


<第36回縮景園原爆犠牲者慰霊供養式>
 
 
4年ぶりとなる供養式に参列しました。
1987年に一枚の写真をもとに園内で発掘された遺骨64体
を悼む供養式が翌年から催され、今年は36回になります。
県議になって毎回参列しておりますので、最初は24年前
12回ぐらいになると思います。

当時は遺骨の発掘現場で行われた式典で、写真を撮影し
たカメラマンの方も参列されていた記憶があります。
しかしなにぶん猛暑で、ある時期から夕方園庭でテント
を貼って営まれるようになり、その際何に対して祈るの
かが問われ、当時の藤田県知事が「慰霊」の色紙を認め、
式台の正面に掲示するようになりました。
それから上田宗箇流のお家元が供養会会長になられてか
らは、早朝園内の清風館で式典が営まれるようになりま
した。

隣接する女学院の生徒や、幟町小中学校の生徒、町内会
の皆さまも参列されるようになり、安定してきたと思い
ます。
心のこもった子供たちの平和の誓いには感動しました。
 
 

●●●2023年08月02日●●●


<重粒子線治療施設>
 
 
6月30日の生活福祉保険委員会で東区にある広島がん
高精度放射線治療センターの経営状況について質問
しました。
その趣旨は当初の目論見とは異なり、10年余りが経過
してキャッシュフローは黒字だけれどもBSは債務超過、
治療機材も先進性は失われその更新には一般財源を投入
せざるを得ない、つまり単独の経営体としては破綻して
いるのではないか、と言う課題を指摘しました。

隣接地の新病院構想もあり、その立て直しは一体化以外
にはないと思っていますが、その際どうしても浮かび
上がってくる構想が、重粒子線治療施設です。
2009年4月に広島経済同友会が粒子線治療施設の整備に
ついて民間での重粒子線施設を提言しています。
その設置場所はまさに現在の高精度放射線治療センター
にあたります。
実現しなかった理由は100億とも150億とも言われる
その事業費が大きなハードルだったと思われますが、
がん対策の先進治療として位置付けられている
重粒子線治療は、保険適用はされていませんが全国では
7ヶ所、直近なのは兵庫県と佐賀県ですから、中四国は
空白地帯といえます。
陽子線治療施設は全国に19ヶ所、直近では岡山県にあり
ますから、新病院構想の中でこの治療施設を検討する
ことは大きな意味を持つのでは、と考えています。
今の放射線治療センターを一体化して更新時期を迎える
装置を重粒子線治療施設に転換して新病院とつなげれば、
好立地も生かせシンボル効果も期待できると思います。
こうした構想をぜひ進めていただきたいと思っています。
 
 
 
●●●2023年08月03日●●●


<地域要望>
 
 
本日11時に南区役所におもむき、「宇品集会所の耐震
改修等の実施及びそれまでの間は宇品第五投票所を
広島市郷土資料館とすることに関する」要望書を
西本南区長に提出しました。
関係町内会長10名の署名入りです。
この件は地域にとって長年の懸案事項でしたが、ようや
く解決の糸口を掴むことができ、関係町内会長のご賛同
もいただきいよいよ前に進むことになりました。
55年が経過している宇品集会所の改修と、選挙の度に
1回当たり約300万円の経費を要する仮設投票所の問題を
一気に解決することになります。
来年度の予算で耐震診断、その結果を受けて回収の基本
設計、起工そして竣工となりますので、3~4年はかかる
かもしれませんが、ようやくスタート地点に立てました。
竣工までしっかり注視していきます。
 
 

●●●2023年08月04日●●●


<夜3ヶ所の会合を移動して出席>
 
 
  久しぶりに5時以降3ヶ所移動ということになりました。
コロナ前に戻ったようです。
1件目は同僚議員に誘われた勉強会です。
維新史に関わるもので興味津々でしたが、仕方なく早期
に会場を出て海田町へ移動。
こちらはお世話になった方の紹介で海田町長も出席する
納涼会でした。
海田町は東広バイパス(49年かかった1000億近い投資だ
そうです)の開通や出生率の高さで非常に元気な町です。
さらに市内中心部に移動して昨年急逝された方の偲ぶ会
に出席しました。
途中車が多く、時間が気になりましたが、なんとか遅れ
ることなく全てに参加できました。
どれも断れない会合で、充実していたと思います。
滅多にないことですが、少々疲れる1日でした。



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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治